ハイパーリッリメモ

どうせ誰も見ていないと思うので、長文Twitter状態。

そういえばドコモからMVNOにして数ヶ月経った。

以前ドコモを使っていたのだけど、大して使いもしないのに端末代抜きにしても月8000円近く端末維持にかかっていたのに嫌気がさして3大キャリアを辞めてMVNOにした。

ぐっばいドコモもう多分二度と使わないよドコモ

最後に通常料金でドコモを使っていたのが今年の6月である。6月のドコモからの請求は9,788円だった。

  • 電話回線+SMS
  • 7GBのプラン
  • 無料通話なし、通話無制限ではない旧Xiのプラン
  • 端末代分割

が含まれている。

実は以前から7GBのプランは辞めたいと思っていた。

基本的に在宅で仕事をしているし、月の通信料はせいぜい2GB前後だったからである。そこでドコモへ乗り込んで「7GBもいらんからもっと低いのに変えてくれ(そんで端末維持費を下げさせてくれ)」といったところ、「お前のプランは化石過ぎて今はもうない。今プラン変えると通話無制限プランしかなくて、2GBのにしても今より維持費が高くなるからそのままの方がいい」というのが発覚した。

こういっちゃなんだけど、友達があまりいないし在宅で仕事してるといってもフリーランスというわけでもないので、基本的に電話なぞしない。嫁とのやりとりも電話より圧倒的にLINEである。この頃の電話代は基本的に数十円とかそういうレベルである。それなのに通話無制限プランしかない。バカか。あまりの融通の効かなさに腹を立てて、もうドコモはいっか、と決心するに至り、7月になると例の2年縛りの解約違約金を餞別代わりに支払って、MNPでmineoへ乗り換えた。(違約金を払ってでも、2年区切りまで待つよりは差額でペイ出来ると思ったから)

リッリさんは割りと性格が悪く「どうせ皆LINEばっかで電話しないから、通話し放題にしてプラン代上乗せしたろ!」と言ってるようにしか思えなかったので、ドコモを辞める踏ん切りは割りとあっさりとついた。

まず端末を買った。

当時はドコモからGalaxy S5を買って使っていた。
端末自体に別に特に不満はなかったけど、MVNOにした時にテザリングが出来ないというのがMVNOキャリアの公式でわかったため、とりあえずMVNOしてもテザリング出来る端末を用意する所から始めた。色々考えたけど、仕事で検証用端末としても使えるのを見込んで一番無難なNexus5Xにした。expansysから輸入して、35,940円だった。

GalaxyS5は当時8万くらいだった気がする。なんやかんやの2年サポートとかがついて端末代は月2400円を24回とかそんな感じだった記憶。一応フラッグシップ端末なので高いのはしょうがないのはわかっているけど、Nexus5X買った時になんかこう日本で端末買うのがバカらしくもなった。

mineoにした。

乗り換えた先はmineo。特に理由はない。別にみおちゃんフォンでもよかったし、U-mobileが橋本環奈を起用していたのでここでも良かったなとほんのちょっと後悔した。

よく携帯系ブロガーがMVNO業者の比較みたいなのをやってるけど、あんなものは場所によって変動するだろうし時期によっても変わる。その時早くても、数ヶ月後に変わらぬ速度が維持されている保証もないのはわかっている。他のMVNOは使っていないため比較は出来ないけど、特にこれまで困ったことはなく、言われなければドコモの時と変わらない使い心地。心配していた都心部での通信速度も、今のところ特に気になったことはない。

今はMVNO戦国時代なので、正直どこへ契約しても値段的にはそんなに変わらないんじゃ、と思う。比較サイトはアフィリンクまみれだったので、自分で公式サイトを回るのも面倒くさくなってきて割りと早々にmineoでいいやと思い手続きしてしまった。なんかネットでスターターキットみたいなのを買ったほうが初期手数料が安上がりになったらしいが、申込をした後で存在を知り悔しかったので詳しくは調べてはいない。

乗り換えた初月は移行手続きの費用もあったものの、それ以降は数十円の電話代が乗った上で、維持費は1900円前後。8千円近く下がったので、ドコモの解約違約金程度は数ヶ月でペイ出来ることになる。

mineoにしてから色々思ったこと。

別に問題なく電話やネットが出来ればいいや程度に考えていたのだけれど契約してみると結構あれやこれやが用意されていることがわかった。中でも大きいと思ったのは下記2つ。前述の通り他のMVNOは利用経験がないので、もしかしたら類似したサービスはどこにでもあるのかもしれない。

mineoスイッチ

アプリ形式で、起動すると色々な情報を一望出来る。

  • 契約回線番号
  • 当月の残容量グラフ(契約している基本容量、前月からの繰越分、ギフトチャージ分が色別される)
  • 当月の使用量(MB表記)
  • 節約モードのON・OFF

これ以外の昨日はブラウザ経由でメンバーサイトへログインして操作する。請求額照会や契約内容変更等はアプリ上からでは出来ないが、そうそうするものでもないのでまぁ別にいいやと思っている。アプリをインストールすると同時に付随しているウィジェットをホーム画面に置き、タップ1回で節約モード(自主的に速度制限をかける。その間の通信は契約している通信量には計上されない)のオンオフが切り替え出来る。地味に便利。

フリータンク

リッリさんは基本的にバカなのであまり説明を読まない。

正確には自分から何かを探していて、それについて言及してあるものは読むけどそれ以外で書いてある事は見ても脳内メモリには保存されておらず、フリータンクについても契約してからその存在を知った。今公式サイトを見たらグッドデザイン賞を受賞したためか割りとバーンとスライダーに表示されていて、これを見落としていた自分は相当アレやなと思った。

フリータンクはマイネ王というユーザー専用のコミュニティページに用意されている。何かというと、月額でプランごとに定められたデータ容量が付与されているが、余ると翌月へ繰り越される。
基本的に若干多めに契約する人が多いと思うので、どんどんこれが余っていって使い切れなくなってしまうと思う。あまりに余って古いものから向こうになるみたいなのがまぁ常だと思うけど、フリータンクはそういう余ったデータ容量をユーザ全員でストックして共有する、といったもの。月末になると、1ヶ月に1GB分まではここから無料で引き出すことが出来る。フリータンクへ貯めるのはいつでも出来るようだ。誰がどのくらいデータ容量をフリータンクとやりとりしたのかは見れるようになっているが、まぁ見事に皆貯めるばっかりである。中には5GBとか放り込んでいる人も見かけるのだけれど、彼は一体何故5GBも余らせていたのかは気になるところである。

何にしても、月末前に容量を使い切ってしまい、あともうちょっとしか使わないんだけどなーといったときは追加でデータ容量を購入せずとも1GB分は他のユーザーから乞食せずに恵んでもらえるシステムが用意されているのは気が楽。

キャリアメールはないあった。

docomo.ne.jp とかのアドレスを今でも日常的に使っている人には一番のネックになると思う。メールアドレスの提供はないので、Androidユーザーなら必ず持っているgmailを使うのが一番楽。リッリサンは既にgmailへ完全移行していて、docomoのキャリアメールは毎日100万円や遺産を譲渡するといった旨のメールで溢れかえっていたので、気兼ねなく乗り換えられた。

追記:
mineo.jpでメールアドレスが発行出来るのをさっき気づいた。

家族間割引とかどうなの?

50円引きになる。正直あってないに等しい。が、元が安いのでまぁこんなものかと思えるし、パケットのやりとりくらいは問題なく出来るので大手キャリア程家族間で回線を持つことにどでかいメリットを付与してもらう必要ないのではないかと思っている。(もちろんあるに越したことはないけど)

無料IP電話

なんかLaLaCallとか言うのが用意されている。別にmineoがどうこうではなく、IP電話自体を信用していないので使っていない。

mineoにして困ったこと。

今まで一回だけ、突如通信が出来なくなったことがあった。隣に居た嫁氏から電話してもらった所普通に着信はするけど、何故かデータ通信だけは出来なかった。その場ではテザリングを飛ばしてもらって事なきを得たが、原因は不明。数十分程したら勝手に治っていた。確かあの時丁度月を跨いでいたので、たまたまなんか処理中で一旦オフラインみたいになっていたのかも。

今までそれが起きたのはかれこれ1回だけだけど、一瞬たりとも外でオフラインになったら社会的に死ぬ、とか言う人は何かしら予防策を貼っておく必要があるかもしれない。

オススメする?

大手キャリアには大手キャリアなりに付加価値はあると思う。例えばあちこちに実店舗があって、スタッフからサポートが受けられるとか、キャリアの運営する色々なサービスとか。圧倒的にブランド力も違う。ドコモならばーちゃんでも知ってるかもしれないが、mineoは何かの呪文と思われても仕方がない。

人がどこに価値を見出すかは様々だと思うので、一概に「大手キャリアはクソ!やっぱりMVNOや!」とは言えない。別に積極的に皆にMVNOにして欲しいとも思わないし、各々で事情が違うだろうからたまたまリッリさんのケースではそうだった、という話なので、各自の状況に合わせて適切なキャリアを選択してこそ所謂情強、だと思う。

というわけで、「MVNOにしたほうがいい?」と聞かれた場合は、「(自分の状況を考慮した上で)好きにしろ」といった感じで答えるしかないと思う。

What you see is what we wanted to see.